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Difyを自分で動かしたいなら、安いVPSを探す前に「4GB以上のメモリ」と「機微情報をどこに置くか」を確認します。Dify公式のDocker Compose構成は、CPU 2 Core以上、RAM 4 GiB以上が最低要件です。
n8nや小さなBotより、Difyは構成が重めです。api、worker、webに加えてPostgreSQL、Redis、nginx、sandbox、vector DBなどをまとめて動かします。APIキー、会話ログ、アップロードファイル、HTTPS、バックアップを後回しにすると、動いた後に困ります。
ConoHa VPSは公式ページでDifyを含むAIエージェント実行環境を案内。XServer VPSは目的別申込にDifyとDockerの導線があり、6GB、12GBなどのメモリ帯も選びやすいです。
ConoHa側にはAIエージェント環境の2GB構成例がありますが、Dify公式の最低要件はRAM 4 GiB以上です。公開するなら、HTTPS、SECRET_KEY、APIキー、ログ、vector DB、バックアップも一緒に見ます。
まず結論
| やりたいこと | 候補 | 選ぶ理由 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Difyを自分で立ててAIアプリを作る | ConoHa VPS | 公式ページでDifyを含むAIエージェント実行環境を案内。日本語の管理画面で小さく始めたい人が見やすい候補です。 | Dify目的なら2GBではなく4GB以上を基準に確認します。 |
| Difyを重めに使う、Webアプリも作る | XServer VPS | Dify、Dockerの目的別導線があり、6GB、12GBなどの入口が分かりやすいです。 | 通常プランは自動バックアップやSLAの有無をプランごとに確認します。 |
| LinuxとDockerを自分で組む | さくらのVPS | Docker構築環境、4G以上のプラン、スケールアップ導線を確認できます。 | Dify用に用意済みというより、自分で構成する人向けです。 |
| Windows画面アプリも動かす | Windows系VPSは別用途 | Difyは基本Linux/Dockerで考えます。Windows専用アプリやMT4/MT5とは分けます。 | 料金だけでWindows VPSに寄せると、Dify用途では遠回りになりやすいです。 |
安さだけではなく、Docker Compose、DB、Redis、バックアップ、公開範囲を一緒に見ます。Difyは「動いた後の管理」まで含めて選ぶサービスです。
2GBではなく4GB以上から見る理由
| 見る点 | Difyで起きること | 選び方 |
|---|---|---|
| コンテナ数 | Dify公式のDocker Compose構成では、api、worker、web、plugin_daemonに加えて、PostgreSQL、Redis、nginx、sandbox、Weaviateなどが動きます。 | メモリに余裕を持ち、4GB以上から見ます。 |
| 実行ログとDB | 会話ログ、ワークフロー、認証情報、ベクトルDBなど、保存するものが増えます。 | バックアップとディスク容量を先に確認します。 |
| モデル利用 | 外部AI APIを呼ぶだけならVPS側でモデルを学習するわけではありません。 | API利用なら通常VPS、ローカルLLMや画像生成を回すならGPUサーバーを別に見ます。 |
| 公開運用 | 管理画面、API、Webhookを外部から使う入口ができます。 | HTTPS、認証、IP制限、鍵管理をセットで見ます。 |
機微情報をどこに置くか
Difyのself-hostは、AIアプリの画面だけでなく、APIキー、会話ログ、アップロードファイル、ナレッジ用のvector DB、環境変数を自分で持つ構成です。VPS選びでは、料金表の前に「漏れたら困るもの」と「戻せないと困るもの」を分けます。
| 機微情報 | 起きやすい不安 | 先に決めること | VPS側で見ること |
|---|---|---|---|
| APIキー、モデルプロバイダーの鍵 | `.env` やログに残ったキーをそのまま使い続ける。 | 用途別キー、失効手順、ローテーション日、共有しない保管場所。 | SSH鍵、接続元制限、バックアップ先、環境変数ファイルの権限。 |
| 会話ログ、ワークフロー実行ログ | DEBUGや詳細ログで、入力内容、ツール実行、LLM応答が残る。 | 本番ではDEBUGを使わない、LOG_LEVEL、保存期間、削除手順を決める。 | ログ容量、ローテーション、外部監視、ディスク残量。 |
| アップロードファイル、ナレッジ資料 | ローカル保存のまま増え、どこをバックアップすべきか分からなくなる。 | FILES_URL、STORAGE_TYPE、保存先、削除手順、アクセス期限。 | オブジェクトストレージ、VPSイメージ、ファイル保存領域。 |
| vector DB、PostgreSQL、Redis | ナレッジ検索用のデータやDBだけ失い、アプリが復元できない。 | VECTOR_STORE、DBダンプ、vector DBデータ、Redisの役割を分ける。 | Docker volumes、DBバックアップ、移行手順、必要メモリ。 |
| SECRET_KEY、OAuth、署名付きURL | SECRET_KEYを変えて、OAuth資格情報やファイルURLが壊れる。 | 初回起動前に強いSECRET_KEYを作り、復旧手順と一緒に保管する。 | `.env` の別保管、バックアップ暗号化、復元テスト。 |
| HTTPS、公開URL、Webhook | IP直打ちやHTTPのまま公開し、OAuthや外部連携で詰まる。 | HTTPS化、CONSOLE_WEB_URL、SERVICE_API_URL、TRIGGER_URLを整理する。 | ドメイン、SSL更新、Nginx、80/443の公開範囲。 |
公開側から見えるものとバックアップ対象を分ける
Difyは「動く構成」を作った後に、`.env`、APIキー、会話ログ、uploads、vector DBをどこまで同じ場所に置くかで迷いやすいです。公開URLから見える範囲と、復旧時に戻す範囲を分けて考えます。
| 対象 | 公開側から見える範囲 | バックアップ対象 | 決めておくこと |
|---|---|---|---|
| `.env` とAPIキー | Web公開領域には置かない。管理者だけがSSHで触る前提にする。 | 暗号化した別保管。キーそのものと失効手順をセットで残す。 | 誰が触れるか、漏れた時にどのキーを止めるか。 |
| 管理画面とWebhook | 必要なURLだけHTTPSで公開し、管理画面は認証と接続元制限を前提にする。 | Nginx設定、ドメイン設定、証明書更新手順、DifyのURL設定。 | 公開URL、管理URL、外部連携URLを混ぜない。 |
| uploadsとナレッジ資料 | アプリ利用者に必要な範囲だけ見せる。不要なファイルは消す手順を用意する。 | uploads、オブジェクトストレージ、保存先設定、削除ルール。 | どの資料を残すか、復旧後に再投入できるか。 |
| PostgreSQLとvector DB | 外部へ直接開けず、Dify内部から使う前提にする。 | DBダンプ、Docker volumes、vector DBデータ、復元順序。 | DBだけ戻して終わりにしない。検索用データも戻す。 |
| 会話ログと実行ログ | 利用者や管理者が見られる範囲を決め、DEBUGを本番で残し続けない。 | 必要な期間だけ保存。調査用ログと長期保存ログを分ける。 | 保存期間、削除手順、調査後に残すもの。 |
Dify用VPSで先に決めること
公式最低要件を下回らないことを先に確認します。余裕を見るなら6GBや8GB以上も候補になります。
ChatGPTやClaudeなど外部API利用なら通常VPSで考えます。モデル本体を動かすならGPU要件を見ます。
OS更新、Docker更新、環境変数、DB、Redis、バックアップ、公開範囲を管理できるかを見ます。
OAuth、Webhook、外部API利用では、公開URLとHTTPSを先に決める方が後戻りを減らせます。
詳細ログは調査に役立ちますが、入力や応答が残る可能性があります。保存期間と削除手順を決めます。
ナレッジ検索を使うなら、PostgreSQLだけでなくvector DBのデータもバックアップ対象に入れます。
失敗しやすい点
- 2GBの安さだけで選ぶ。Dify公式の最低要件はRAM 4 GiB以上です。
- モデルを動かす場所と、AI APIを呼ぶ場所を混同する。通常VPSは主にDify本体を動かす場所です。
- 管理画面をそのまま外に出す。HTTPS、認証、IP制限を前提にします。
- 環境変数やAPIキーを雑に扱う。不要なキーは無効化し、権限を絞ります。
- `.env` やAPIキーを公開系、管理系、バックアップ系で分けない。見える範囲と戻す範囲を別々に決めます。
- DEBUGや詳細ログを本番で残す。入力、ツール実行、LLM応答など機微情報がログに出る可能性を見ます。
- バックアップを後回しにする。DB、Docker volumes、vector DB、設定、アップロード、ログの保存先を分けて見ます。
- アップデート手順を決めない。更新前に戻せる状態を作ってから進めます。
候補サービスの見方
| サービス | 合う人 | 確認すること | 次の行動 |
|---|---|---|---|
| ConoHa VPS | Difyを含むAIエージェント環境を日本語の管理画面で始めたい人 | 4GB以上の料金、バックアップ、セキュリティグループ、オブジェクトストレージ、公開範囲。 | 公式のAIエージェント構成例と4GB以上のプランを確認する。 |
| XServer VPS | Dify、Docker、Webアプリを性能重視で見たい人 | 6GB、12GBの差、キャンペーン期限、通常価格、自動バックアップ/SLAの有無。 | Difyの目的別導線と必要メモリを確認する。 |
| さくらのVPS | LinuxとDockerを自分で組みたい人 | 4G以上の性能差、リージョン、ディスク、スケールアップの流れ。 | Docker構築環境で始めるか確認する。 |
公式ページで確認する
Dify、Docker、Webアプリを含めて、メモリと性能を見たい人向け。
XServer VPSを確認する確認日: 2026年6月28日。公式情報: Dify Docs、ConoHa VPS、XServer VPS、さくらのVPS。機微情報、HTTPS、ログ、APIキー、vector DB、バックアップはSNS第9波の読者ペインを反映し、仕様確認はDify公式Docsで行いました。